一人暮らしの生活も長くなってきたからだろうか。
当然、向こう側にいる女の子は私のことを知らない。
向こう側にいる女の子は、どこかのだれかに対して届くことがないかもしれないメッセージを送る。
ナンバーポータビリティでケータイのキャリアを替えたのだが、契約解除時の長々とした説明に
うんざりしていたところに、たぶん契約解除をあきらめさせるキメ台詞的に「契約解除金云々」を
言われたときは、はっきり言ってアホかと思った。
たぶんそのキャリアへはもう戻らないだろう。
流動性が高まっているマーケットで囲い込みに注力して、出て行く人に心づかいができないのは
自らの首を絞めているのに等しいのではないだろうか。
リピーターではなく、「戻ってくる人」に注力するときではないだろうか。
出て行った先のいいところわるいところ、戻って来たところのいいところもわるいところも知っている。
花は動けないから、美しく咲いている。
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『守破離の思想』藤原稜三 松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇
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