2008/09/06

光の中にいても、目をつぶっていたら真っ暗

でも、光は見るもんじゃないし、光に向っていくものでもない

光を背中にしてごらん

目をあけることができるし、光が道を照らしてくれる

2008/09/03

感じ取る

昨日につづいて「俳句脳」より。

P33に 「説明しない」という美意識の文化である” とあるが、
本来は、個々の感性で感じ取る文化だったのではないだろうか?

そう思うに至った理由が、この本と同時に購入した「古事記の真実」での、

あかねさす紫野行き標野行き野守はみずや君が袖振る 額田王

紫草のにえる妹を憎くあらば人嬬ゆゑに吾恋ひめやも 大海人皇子

「古事記」の真実 長部日出男著 P44ー45 より

このことばの架け合い。

まるでJazzのインプロビゼイションのような、知性の粋をつくした情念と情念のからみ。
自分の想像もつかないリアクションを、受け手が全身全霊の感性を使って返してくる。

それが、いにしえから続く日本のコミュニケーションなのだろう。

2008/09/02

feel

「古池や蛙とびこむ水の音」を英語圏の人に伝える際、・・・(略)・・・
「Spring has come」といったほうが、その句が表す世界により近い、・・・(略)・・・

このような発想の飛躍こそ、時間も空間も自由自在である俳句の感覚に相応しい。

俳句脳 茂木健一郎、薫まどか著 P18より


<10/01/01追記>
芭蕉庵史跡展望庭園 - うにゃの散歩道
男のロマン - うにゃの散歩道

2008/08/31

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守りを固め引き籠っているもの

破壊の快楽に身を委ねるもの

見切りをつけて離れていってしまうもの

散りじりとなり決して廻り逢うことがない