2008/11/15

AI

いままでおおっていた雲晴れ太陽の光に照らされたような感覚を得るとき

Ahaの瞬間

Cloud それは、アカシックレコードが具現化されたものなのかもしれない。

しかし、我々は「インターネット以後」にそれを構築しはじめた。
「インターネット以前」のそれはリンクが途切れ、謎のモノリスとなってしまっているものもある。

途切れることのないリンクによって、創造されているリアル生態系。

バーチャル生態系もまた同じであるのかもしれない。

<Link>


分かち持つ これぞ一番の大事 覚えよ この言葉   〜ナイジェリアのことわざ〜

   祈りの御歌 竹本忠雄 P100  「桑の実ひとつぶの重み」 オディマーク・デュクロ著 の引用より

2008/11/13

Google再考

はじめて Googleのビジョンの「世界の情報を整理しつくす」を見たとき、
なんかいや〜な感じがした。

そのいや〜な感じがようやく言語化できたのが、「」。
最後に残っているのはモノリスにしちゃうのかなということである。

だが、しかし、「今後のイノベーションはクラウドで起こるZDNetJapan を読んで、
そのいや〜な感じは杞憂ではないかということに気づいた。

「Googleでは“検索”がすべての作業の出発点」

ふと最初、Gmailを使い始めたころにもった「ツリービューが無い」違和感を思い出した。
(一時期、タグもつけようとしていたのだけれど、検索機能になれてからつけなくなった。)

そして、次のコメントにCMし

企業内外の情報を価値のある形でマッシュアップできる人材としての「パワーコラボレーター」が現れるだろうとした。

トイレに行き、寝ようとしたとき、はたとひらめいたのがCMのコメント

アイコン化されたその先にあるものか?

そう思ったとき、最初のビジョンを見たときに感じたいや〜な気持ちが晴れた。

混沌混沌のままとしているんだ」

ということに気づいたからである。

2008/11/12

再生

今年の4月、サイエンス映像学会公開シンポジウムを聴講しにいった。
受付のとき、リアル養老先生が受付の近くにいて私は固まってしまった(笑)

さて、そのシンポジウムの冒頭で、伊勢神宮の映像が映し出された。
『ああこれが、スチュアートブランド氏が言っていた「ロングターム」のことなんだな』
とそのとき思った。

とくにそれからは意識せず、忘れてしまっていたのだけれど、先日
現場の能力を「上」が把握するのは難しい - レジデント初期研修用資料」をマークしたとき
なぜか「にやり」とコメントした、その気持ちの奥底を色々と探ってみたら、たどりついたのが
伊勢の遷宮」。

電車の中で、イーグルスの The Long Runを聞きながらぼんやりと思った。

『創って造って作って、捨てるの一方通行じゃいけないんだな』と。

2008/11/11

明治維新後は西洋に追いつき追い越せ
敗戦後はアメリカに追いつき追い越せ

型というのはたぶん、何かを学習するための道具なのであって、
それ自体を学ぶべき目標と 定めてしまってはいけないのだと思う。
                   型のこと - レジデント初期研修用資料 より

与えられた型を守っていればそれでよかった。

詩人のゲーリー・スナイダーは日本にきて禅を学んだという。
スチュアート・ブランドは日本の世界最古の印刷物を知っている

日本の文化の良さを逆輸入で知ることの恥ずかしさ。

型は出発点にすぎないのに。

文化は構造化標準化の方向で進化している。
型の大きさが変わらなければ、いずれひとつに整理つくされてしまう。

進化の到達点。

それは、2001年宇宙の旅モノリス
人類のエピタフ

そのとき、それに刻まれるのは日本語なのであろうか。

<Link>
中規模な世界観 〜構造・脱構造から現在へ〜:村上敬亮 情報産業の未来図 - CNET Japan

2008/11/10

日本文化

ちょいと、今年に入ってから日本文化を理解するために買って読んだ本を歴史順に並べてみよう。

旧石器・縄文・弥生・古墳時代 列島創世記[全集 日本の歴史] 松木 武彦
「古代史」謎解きのヒント (講談社+α文庫) 関 裕二
「古事記」の真実 (文春新書 649) 長部 日出雄
日本語の奇跡—〈アイウエオ〉と〈いろは〉の発明 (新潮新書 244) 山口 謠司
匠の国 日本 職人は国の宝、国の礎 (PHP新書 501) (PHP新書 501) 北 康利
俳句脳 ——発想、ひらめき、美意識 (角川oneテーマ21 A 85) 黛 まどか 茂木 健一郎
風土—人間学的考察 (岩波文庫) 和辻 哲郎
活学としての東洋思想—人はいかに生きるべきか (PHP文庫) 安岡 正篤

古代と近代が主で間がまだないけど、ぼちぼちとうめていけばいいか。

今日、今話題の「日本語が滅びるとき」といっしょに「祈りの御歌」をAmazonに注文した。
日本、日本文化、日本語を語る上では忘れてはいけないことに気づいた。

2008/11/09

かわれどかわらぬ

最近、IT用語の「英語での意味」を調べたり、あるいは、あらためて日本語の意味を調べたりしていると、
目から鱗なんてことが多い。

例:日本語-コモンズマーカー

そのようなことをやりはじめた、きっかけになったと思われる出来事がある。

昨年、山々に囲まれた南奈良から5年ぶりに東京に戻ってきたのだが、山の無い景色や人の多さに
ちょっとゲンなりしていた。
それでも趣味の散歩を続けてあちこち散策して、お気に入りの散歩道を見つけた。

ある日、あいかわらず山がないなぁと思いながら、お気に入りの散歩道を歩いていたら、
フッと自分が消えて、パッと道端の木々が目に入ったとき、「あっ」と思った。

なんだそこにいたんだね。ぼくが気づかなかっただけだったんだ。

そんな気持ちに気づいてから、武蔵野台地の木々達を目安にあちこち散策し、発見する喜びを知った。

それからは、古典や近代初期の随筆、詩や短歌や俳句などを読み、散歩先での説明の立看板を読み
昔の人たちが感じた風景と今の風景を重ね合わせ、かわれどかわらぬこころに共感し楽しんでいる。