それは外にあらわになるもののほかに内なるものが存せぬことである。
ローマ時代のうつしに至ってはこの特性は残りなく失われた。
摸作家は内よりの起伏としての面を平面的にひろがる面として受け取り、それを丁寧に模写する。
面は滑らかにきれいになるが同時に何ものかを包む面になる。
ところで、粉本たるギリシャの彫刻は何ものをも包まないものであるから、
何ものかを包むという意味を持った面が何ものをも包まずして立つことになる。
これが摸作の持っている強い空虚な感じのもとである。”
風土 人間学的考察 和辻哲郎著 岩波文庫刊 P218より
"ヨーロッパの教育は、論理や記憶を基本とし、そこに感情はない。
しかし日本は感じることを重んじる。"
日本の職人芸を世界ブランドに:茂木vsゲルマン (4)(Voice) - goo ニュース
【コメント】「だから模倣し改善することができるのではないか?」とのこと。
ギリシャから東に向かった文化と西に向かった文化を融合するときなのかもしれない。
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