右脳は現在をつかさどっているという。右脳は感覚器官から送られてくる情報を処理し、何が見えるか、聞こえるか、どんなにおいがするか、どんな手触りかといった、その瞬間の状況を教えてくれる。
一方、左脳は「現在のコラージュ」を作り、詳細を拾い出して分類する。そして、自分が過去に学んできたあらゆるものと結び付け、その結果を未来に投影して可能性を判断する。Taylor氏によると、頭の中で喋り、「私は私だ」と主張する声は左脳に存在するという。
「体を自分として認識できない」体験:神経の専門家による脳卒中レポート より
WIRED VISION
目の前に無いものを想像し具現化する。
石器時代に会得した能力は四万年経た今も脈々と受け継がれている。
しかし、切れやすい人、無感情な人、攻撃的な人が社会問題となっている現在、逆に退化しているのではないかと警鐘する説もある。
「左脳が描いた自分の世界」と「右脳が見せる現実世界」のギャップを受け入れることができなくなっているのではないだろうか。
進化しているのは「道具(もの)」で、実は人間はちっとも進化していないのではないだろうか。
今を見る右脳、過去を見る左脳。
未来は右脳と左脳のコラボレーションで生まれてくるのではないだろうか。
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