2008/04/15

データーの継続性について(たたき台)

事業継続性を阻む問題として、「データーの継続性」がある。
既存ベンダーから他ベンダーでリプレースする際、データーの移行ができずリプレースを断念するといったケースである。

データーの継続性を保障する方法として、業界標準のデーター交換形式を用いる方法が考えられる。
その際、「ベンダー固有のデーター形式」から「業界標準のデーター交換形式」への変換が必要になる。
既存のベンダーから他のベンダーで移行する場合、「業界標準のデーター交換形式」で既存システムのデータを保存することによって、他ベンダーへの移行を可能にすることができないであろうか。
そうすることによって、「ベンダー固有のデーター形式」は秘密にすることができる。

前提条件として以下の項目が考えられる。
1.データーはもちろん、「ユーザービューはユーザーの資産である。」という考え。
2.業界標準が作成されており、公開されていること。

データー変換の料金の負担については以下の案が考えられる。
1.「各ユーザー固有のビュー」から「業界標準」への変換は、ユーザー負担とする。
2.「各ベンダー固有のビュー」から「業界標準」への変換は、ベンダー負担とする。

問題となると思われるのが、ユーザー/ベンダーによっては負担できない場合も考えられるので、業界標準を推進する団体等が補助金等でサポートする必要があると思われる。

他に考えられる問題点は、「業界標準のデーター交換形式」のデーター項目では、新ベンダーのシステムを動かすののに必要なデーター項目が無かった場合である。

<参考>
JAHIS標準
相互運用性実証事業

IHE入門初級編

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