既になんらかの組織(企業等)に属している人は、
カスタマイズの権限をその組織に委託しているわけで
終身雇用が大前提条件だった高度経済成長時においては
それで社会はうまく回っていた。
そのシステムからあふれでる人は少なかったのだから
また、その受け皿の組織もあったりした。
その大前提条件がなくなった今、既存の組織のどれにも属さない層が出現し
その数が増えつづけていく傾向にあるのではないか?
また、年金問題に代表されるように、本来は代行者である層の腐敗も問題化している
さらに、定年退職者や中途退職者の自殺も増加傾向にある。
つまりそれまで、カスタマイズ権限を全て属してきた組織に依存してきており、属さなかったときに
自分にふりかかってくるギャップに耐えきれなくなってきていることが原因ではないだろうか?
そのような状況のなかで、組織が個を管理するシステムは益々状況を悪くするものであり
個が組織をコントロールするシステムへの転換が必要ではないか?
だからといって全ての個人がそのようなことができるわけがないので、
既存の組織はAccountabilityを持ってその代行者としての責任が問われ
個人は自己責任のもとそのシステムを運用する、あるいは代行者を選択することが
できるようにすることがこの私考の提案の本意である。
<追記>
もし、上記の考えが既得権者にとって都合の悪いことであり、既得権者がその既得権によって
そのような個人を排除しようとした場合は基本的人権の侵害にはなりはしないだろうか?
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