2008/11/09

かわれどかわらぬ

最近、IT用語の「英語での意味」を調べたり、あるいは、あらためて日本語の意味を調べたりしていると、
目から鱗なんてことが多い。

例:日本語-コモンズマーカー

そのようなことをやりはじめた、きっかけになったと思われる出来事がある。

昨年、山々に囲まれた南奈良から5年ぶりに東京に戻ってきたのだが、山の無い景色や人の多さに
ちょっとゲンなりしていた。
それでも趣味の散歩を続けてあちこち散策して、お気に入りの散歩道を見つけた。

ある日、あいかわらず山がないなぁと思いながら、お気に入りの散歩道を歩いていたら、
フッと自分が消えて、パッと道端の木々が目に入ったとき、「あっ」と思った。

なんだそこにいたんだね。ぼくが気づかなかっただけだったんだ。

そんな気持ちに気づいてから、武蔵野台地の木々達を目安にあちこち散策し、発見する喜びを知った。

それからは、古典や近代初期の随筆、詩や短歌や俳句などを読み、散歩先での説明の立看板を読み
昔の人たちが感じた風景と今の風景を重ね合わせ、かわれどかわらぬこころに共感し楽しんでいる。

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