ヘテラルキー(多頭的階層)の社会構造
生産活動、宗教儀礼、外の社会との交渉などそれぞれ異なった社会的役割で頂点に立つ、さまざまなタイプの重要人物が併存して活躍する。墓の副葬品も、役割の違いに応じて種類が異なり、その数の大小が序列をしめしていたと考えられる。
旧石器・縄文・弥生・古墳時代 列島創世記[全集 日本の歴史]
松木 武彦 (著)より。
縄文時代はヘテラキーの社会構造をもっていたのではないかといわれている。
弥生時代に入り、大陸より「水田・武器・環濠」が伝わり、徐々にヒエラキーの社会構造へと移り変わっていったのではないかといわれている。
四大河文明が発祥とされる「水田・武器・環濠」においては、寒冷化という環境の変化を乗り切るために、農耕というかたちで自然を支配し、そのためのの場所を不動産として占拠して侵入者を拒み、守りを固め、人もまた支配の対象とすべく武力を誇示・行使するという支配的性向をもった文化が編み出されたのであろうと著者は推測している。
狩猟民族と農耕民族という対比においては、狩猟民族は「個の力」、農耕民族は「集団の力」といわれているが、著者の推測によってその意味を再認識することができた。
自然と共に生きる。
ほんのすこし、人間の都合のいいように変えることを許して欲しい。
<Link>
先端技術融合事典:ヘテラルキー (Heterarchy)
=~ω~=) ・・・
='ω'=) 古い山も新しい山も共存できる方法はないだろうか
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